2023年 3月例会レポート
予報通り暗いうちから冷たい雨が降る。
釣日和ではないのだが3月の例会は土曜日にしようと提案した手前、行かないわけにはいかない。
雨は本降りになり6時になっても薄暗いが意を決して車外へ出る。
濡れた枯草で滑る斜面を慎重に降り、川岸に立つ。
雨のせいか水量は若干多めに感じたが、適度な流れで濁りもほとんどない。
かじかむ手でルアーをつけて第一投。
寒くて余り釣れそうな気はしない。
ルアーを適当に交換しながら、ひたすら投げ続ける。
沈んでいた枯れ枝を2本引き上げただけで、魚の気配が全くしないので、下流へ移動する。
滑らないよう足元に気をつけ、木の枝をくぐり、つるに足をとられながら進んだら、谷からの水が落ちているところまで来てしまった。
そこでまた、適当にルアーを選んで各5~6回ずつ投げた。
そういえば10年前の4月の例会の時は桜が咲いていた上に雪が積もったなあなどと思い出し､チェリーピンクのスプーンに替えた。
淡々と投げたていたら小さなあたりがあり軽く合わせたらゆっくり重く動き出した。
特に走るわけではないので半信半疑で寄せてみたらニジマスが見えてきた。
35㎝位のニジマスでは心もとないのでサイズアップを狙い底を集中的に引いてみたが、ルアーが次々と殉職し、そのうちPEラインも高切れしたので1時間以上残して切り上げた。
検量場所へ行くと既に4~5名が適当な間隔でルアーを投げている。
どう？と聞かれたが、釣れたと馬鹿正直にはしゃいで、いざ検量となったら僕も僕もと他のメンバーがもっと大きいのを出してきて、赤面の思いであった過去を思い出し、しばらくは話題をそらしてしらばっくれていた。
雨はやまないし気温はさらに下がり３℃くらいになってきたので、結局9時前に全員戦意喪失で終了となった。
例会の日を変更し自分だけちゃっかり釣ったとか、色の黒っぽいこのニジマスはどこぞの養鱒場で見かけたやつだ。とか色々からかわれたが、いいスタートが切れた。（陽）
